ジム・ダイン
Jim Dine
1935年 -
ジム・ダインはアメリカ・オハイオ州生まれ、ウォーホルやリキテンスタインらと同じく20世紀アメリカのポップアートを代表するアーティストで、ネオ・ダダ運動の一員でもあります。
1960年ニューヨークでハプニング「微笑む労働者」を上演し、高く評価されました。60年代後半にはロンドンを拠点に主に版画制作を行い、アメリカに戻り70年代には素描シリーズ、80年代には彫刻作品を多く制作し、90年代からは写真作品も制作しています。
祖父と父が経営していた金物店で幼少期から夢中になっていた「工具」などの道具をはじめ、「ハート」や「バスローブ」と言った日常品をモチーフとしたものが多く、また「ピノキオ」や「女神像」などの作品も代表的です。同じモチーフを様々に変容させ繰り返し描き、多様な表現をしています。1990年には日本で初の回顧展『ジム・ダイン』が開催され国内を巡回しました。