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ARTIST/ART

ジュリー・カーティス
Julie Curtiss
1982年―

ジュリー・カーティスはブルックリンを拠点に活動するフランス人アーティストです。
自然と文化の関係に焦点を当て、具象絵画や彫刻、紙にガッシュの作品を制作し、シュールレアリスムの不気味さを通して 女性のアーキタイプを暴き、再構築しています。18~19世紀のフランス絵画や シカゴ・イマジスト、コミック、マンガ、イラストレーションなどのポップなイメージなど 具象絵画の歴史を踏まえながら、高度に様式化された視覚的言語を用いて作品を制作しています。彼女の作品には 頭や脚の断片的なディテールや、長い爪や髪の毛、ハイヒールといったステレオタイプな「女らしさ」の象徴が用いられ、幻想的でありながら明確であり、かつ不穏な雰囲気が漂います。

「イメージの中で、 私は ユーモアと闇、異様さと平凡さ、奇妙な形と鮮やかな色彩の相補性を楽しんでいます」

カーティスは1982年にパリで生まれエコール・デ・ボザールとドイツのドレスデン美術大学で学んだ後、シカゴ美術館で美術修士号を取得しました。その後日本に渡り、東京のアートシーンと日本のグラフィックイメージに影響を受け、ドローイングを中心とした新しい作品制作を開始しました。一年間の日本滞在の後ブルックリンに移住し、2012年にはニューヨーク芸術財団からヴァン・ライアー・フェローシップを授与され、ニューヨークをはじめとした様々なギャラリーで作品を展示しています。彼女はジェフ・クーンズ・スタジオを経て、4年間 KAWS(カウズ)のスタジオアシスタントも務めました。
2019年フィリップス(ニューヨーク)でスターウォーズのレイア姫風のヘアスタイルの女性の頭部が描かれた作品『Princess』が6000~8000ドルの落札予測を超えた106,250ドルで落札され、その後さらに クリスティーズ(ニューヨーク)で画面いっぱいに巻き髪の三つの頭部の描かれたキャンバス『Pas de Trois』が落札予測のおよそ三倍の額である423,000ドルで落札となり、話題となりました。

2015年には「無名」だった(本人曰く)彼女は 急速な出世を果たし、近年のアート界を大いに沸かせています。

▼公式サイトはこちらから
https://www.juliecurtiss.com/

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