ジョナス・ウッド
Jonas Wood
1977年−
1977年ボストン出身のジョナス・ウッドは、スケッチや写真、雑誌の切り抜きなど断片化されたイメージを重ね合わせたコラージュを基に、家族や友人、インテリア、植物、スポーツなど身近な題材を用いた静物画や風景画を描くアーティストです。どこかいびつな構成と抑えたトーンは、従来のアメリカの作家とは少々異なるセンスを感じさせます。作風は印象派、キュビスム、ポップアートといった美術史の流れを汲んでおり、デイヴィッド・ホックニー やアンリ・マティスなどのカラフルな作品に近い雰囲気を持っています。
作中に頻繁に登場する壺は、妻で陶芸彫刻家である日本人シオ・クサカの作品です。「自己完結型」とも言えるモチーフを、版画技法特有の画面のフラットさや配色の異なった同一イメージの反復を通し、重なり合う線や形、色でバリエーション豊かに構成された作品が特徴です。
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https://www.instagram.com/jonasbrwood/