ジョン・キンガーリーはイギリス・バーミンガム生まれのアイルランドの画家です。
アイルランドの古く美しいベアラ半島、ケンメア湾の向こうにリング・オブ・ケリーが見渡せる家で、妻と共にオーガニックガーデンで野菜を育てながら暮らしています。キンガーリーはこの地の自然との関わりによる経験から、その本質と存在感を感じ取り、深い影響を受けています。顔料を自分で調合した油絵具が何層にも重ねられ、しばしば何年もかけて描かれ、豊かな質感を与えられる彼の作品は、風景画でありながら抽象画でもあります。
「私のペインティングやコラージュ、ドローイングを見た人が、人生を肯定してくれるような作品であってほしいと願っています。
私が生活し、仕事をしてきた様々な場所が、必然的に反映されるのです。
一方で 私が苦労して得た経験や苦闘の年月が、より普遍的な視点へと発展し、有機物や無機物を結びつける大きな「統一」を表現することができればと願っています。
私はアーティストとして生きていく中で、視覚的な刺激というのは、そもそも奇跡のようなものだと感じています。
何かを見るということは奇跡なのです。ここにいること自体が奇跡なのです。
それを伝えていきたい。」
2006年にはジョナサン・ベニントンによる彼の人生と作品に関する本の出版と同時に、ダブリンのLeinster Galleryで個展が開催されました。キンガーリーはアイルランド以外にも、アメリカのニューヨークやダラス、カナダのモントリオールなどでも展覧会を開催しています。
彼の作品はアンソニー&レディー・オライリー卿やクリントン元大統領夫妻など一流のコレクションに収蔵されています。
▼公式サイトはこちらから
http://www.kingerlee.com/