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ARTIST/ART

ジョン・ホイランド
John Hoyland
1934年―2011年

ジョン・ホイランドは 鮮やかな色彩を用い、平面と奥行の間を行き来するような抽象画で知られるイギリスを代表する抽象画家の一人です。戦後のアメリカ美術を代表するドイツ生まれの画家ハンス・ホフマンの美学を受け継いだホイランドは、色彩とスケールの感情的、形式的な特性を引き出した作品を生み出しました。

「絵画は誘惑である
   この無生物との関係は、生きた人間のような絆となり、鏡となり、
   捉えどころのない力を持つ境地になる」

「芸術は 構造的な真実のゲームをプレイする、それは生き生きとしてくる
   それは 光としての色を通してエクスタシーを内包し理解する
   芸術家は全ての曲を歌わせ、上っ面の固定化を超えていかねばならない」

ホイランドは1934年イギリスのシェフィールド生まれ、シェフィールド芸術大学を経てロンドンのロイヤルアカデミーで学びました。アカデミー在学中の卒業制作展に抽象画を出品したところ、学長から撤去を命じられ、彼は一躍有名になりました。その後ホイランドは1960年に開催された画期的な“Situation”展と、1964年にホワイトチャペルギャラリーで開催された “New Generation”に参加したことで脚光を浴び、そのキャリアをスタートさせました。1964年にはニューヨークに渡り、ロバート・マザーウェルやマーク・ロスコと出会い影響を受けました。
帰国後ホイランドの評判は高まり、1967年にはホワイトチャペルギャラリーで初の個展を開催しました。1969年には彫刻家のアンソニー・カロと共に、ブラジルのサンパウロ・ビエンナーレにイギリス代表として参加しました。

その後数十年に渡り観る者に驚きを与えるような作品を描き続けたホイランドは、2011年にロンドンで亡くなりました。現在彼の作品はピッツバーグのカーネギー美術館、テヘラン近代美術館、ロンドンのテート・ギャラリー、ニューヨーク近代美術館などにコレクションされています。

▼公式サイトはこちらから
http://www.johnhoyland.com/

 

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