ジョー・ライゼン
Joe Reihsen
1979年―
ジョー・ライゼンはミネソタ出身、現在ロサンゼルスを拠点に活動しているアーティストです。
サンフランシスコ・アート・インスティテュートで学び、2005年に絵画と新ジャンル学科のBFAを取得、2008年にカリフォルニア大学サンタバーバラ校でMFAを取得しました。絵を描くと同時にライゼンはパフォーマンスにも手を染めていました。ジャンルを超えた活躍をするだけでなく、彼は多作なアーティストでもあります。
まるでコンピュータのコピー&ペースト、拡大縮小、色相反転、コントラスト調整などの操作を「絵画」に適用するように、様々な厚さの絵の具やスプレー、引用された筆跡などをコラージュするなどして描かれ、幽玄さと濃密さを同時に感じさせるような質感のある抽象作品。デジタルプリントのように超現実的とも評され、デジタルとアナログの関係で語られることが多い彼の作品ですが、彼自身は「インターネットやデジタル技術をコアな出発点とするよりも、より抽象的な表現主義の伝統の中で考えているもの」であると語っています。
ライゼンの作品はデジタル・リアリティが高度に浸透した物理的宇宙の緊張感を背負ったものでありながら、身体に関するものであり、隠喩的にロマンティックでもあります。また彼の絵画は 額縁の外の物語や思想を暗示するような気まぐれなタイトルを伴っています。
ライゼンはニューヨークやロサンゼルス、シカゴ、サンフランシスコ、パリ、ミラノ、ブリュッセル、ロンドン、モントリオールなど 世界各地で個展やグループ展に参加しています。
▼公式サイトはこちらから
https://www.instagram.com/joereihsen/