スティーブ・マッカリーは 現代を代表する文化的ジャーナリズムを手掛けるアメリカの写真家でありフリーランサー、フォトジャーナリストです。
「私のイメージの多くは、人物に根ざしています
私は 無防備な瞬間、顔をのぞかせる本質的な魂、人の顔に刻まれた経験 などを探しています
私は その人であること、つまり人間の条件とでも呼べるような、広い視野に囚われた人間とはどのようなものかを伝えようとしています」
マッカリーは1984年に発表した 鋭い緑の目を持つ少女を撮影した写真『Afghan Girl(アフガニスタンの少女)』で世界的にその名を知られるようになりました。この写真はナショナルジオグラフィック誌1985年6月号に掲載されました。マッカリーはナショナルジオグラフィックのために多くの撮影を手掛けており、1986年以来 彼はマグナム・フォトの一員でもあります。
1950年にペンシルベニア州ダービーに生まれたマッカリーは、ペンシルベニア州立大学で演劇を学び、大学の新聞『The Daily Collegian』のために写真を撮り始めたことがきっかけで、写真に興味を持つようになりました。その後インドで1年間働いた後にパキスタン北部を訪れ、そこで出会った2人のアフガニスタン人から国境を越えたアフガニスタンでの戦争について話を聞きました。そしてアフガニスタンの服装に身を包んで変装し、パキスタン国境を越え ソビエト侵攻直前のアフガニスタンの反乱軍支配地域に入った時、マッカリーのキャリアは始まりました。この時彼が撮影した写真はその後、ニューヨークタイムズやタイム誌、パリマッチなどに掲載され、ロバート・キャパ・ゴールドメダルを受賞しました。その他マッカリーは 全米報道写真家協会が授与する「Magazine Photographer of the Year」や、王立写真協会の「Centenary Medal」、世界報道写真コンテストで 1985年と1992年の二度の優勝など、数多くの賞を受賞しています。
イラン・イラク戦争、レバノン内戦、カンボジア内戦、フィリピンのイスラム反乱、湾岸戦争、アフガニスタン内戦など、マッカリーは世界中を旅して取材活動を続けています。
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