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ARTIST/ART

ステファン・スコット・ヤング
Stephen Scott Young
1957年―

ステファン・スコット・ヤングは バハマの日常生活を描いた水彩画や銅版画で知られるアメリカの画家です。水彩を用いた印象的なリアリズムと、アメリカン・リアリズムの伝統に基づいた 雄弁なまでにシンプルなモチーフが特徴的です。アンドリュー・ワイエスやウィンスロー・ホーマー、トマス・エイキンズらの作品に触発され、ヤングは完成度の高いきめ細やかな具象画を制作してきました。

ヤングは1957年にハワイのホノルルに生まれました。幼い頃に母親からカラヴァッジョやフェルメールの絵本を渡され、それを模写したことがきっかけで美術に興味を持つようになりました。高校卒業後にフロリダのリングリング美術学校で3年間版画を学び、その後水彩画を描くようになったヤングは1985年にアメリカン・アーティスト誌が主催する全米アート・コンペティションで1位を獲得しました。その後バハマの島々を訪れ、島の明るい光と独特の文化に感銘を受け、以来その島々を描き続けています。

1998年にクリスティーズ・オークションに出品された水彩画『The Tournament』は79,500ドルで落札され、当時現存したアーティストとしては最年少で出品した画家となり、これを機に彼の作品は新たなレベルで受け入れられ始めました。水彩画で注目を集めるヤングですが、彼は 絵画よりもはるかに根気を要し、それゆえにやりがいのある経験であるエッチングを、自身の好きな娯楽であると公言しています。彼の銅版画には、レンブラントやホイッスラーの影響を感じさせる 細部と複雑さへの強いこだわりが感じられます。

ヤングはアメリカ国内外で展覧会を開催しており、クリーブランド美術館やグリーンビル郡美術館、ケンパー現代美術館など アメリカの主要な美術館に作品が収蔵されています。ステファン・スコット・ヤングは現在、フロリダとバハマのスタジオを行き来しながら制作を行っています。

▼公式サイトはこちらから
http://www.stephenscottyoung.com/

 

 

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