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ARTIST/ART

セバスチャン・サルガド
Sebastião Salgado
1944年−

セバスチャン・サルガドは1944年、ブラジル・ミナスジェライス州に生まれた写真家です。経済学を学び、国際コーヒー機構の職員としてアフリカで農業経営の指導に従事していましたが、その際仕事の合間に撮影していた写真を本格的に追求するため、29歳の時に写真家に転身しました。徹底した取材によるドキュメンタリー写真で世界的に知られ、リアルな質感と神々しさを兼ね備えたモノクロの色彩で被写体を彫刻的に描き出し、「孤高の報道写真家」あるいは「神の眼を持つ写真家」と呼ばれています。

報道写真は、目の前で起こっている事実をそれを知らない人たちに視覚的に知らせるものであり、それには「かわいそう」とか「大変そう」という感想がつきものですが、サルガドの写真はそんな一面的な感想には収まりきらない感覚を強く想起させます。これまでにグローバル化に伴い変質する鉱工業の現場、移民や難民の問題、父の農園跡への植林プロジェクト、そして世界各地の美しい自然を撮影するプロジェクトなど様々なテーマで撮影を続け、観るものに人が生きていくということの根元を突きつけてきました。その作品の数々の評価は高く、1980年代以降ユージン・スミス賞、世界報道写真賞など、多くの賞を授与されています。

公式サイトはこちらから
https://www.amazonasimages.com/sebastiao-salgado

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