デヴィッド・ボウイ
David Bowie
1947年−2016年
デヴィッド・ボウイは1947年にロンドンで生まれたアーティストです。音楽好きの父の影響で子供の頃からアメリカのポピュラーやロックミュージックに親しんだボウイがミュージシャンとして大成功を果たし、俳優としても活躍したことはあまりにも有名ですが、実は画家としても多くの作品を残しています。エゴン・シーレやフランシス・ピカビアなどから影響を受けたと公言し、「アートの香りがするロックミュージシャン」の筆頭とも言えるボウイが描く絵は、パッションで描くというよりは音楽同様にスタイルを考えてから描いているような作品が多く、音楽のスタイルが変わる時期には絵の作風もそれに合わせて変化していたようです。
アーティストとして作品で表現することだけでなく、自分が生きている文化に何らかの形で貢献したいとの思いを強く抱いていたというボウイは、大の親日家であり一時期京都に居住していたこともあります。ステージパフォーマンスや衣装に歌舞伎の様式美を取り入れた初の欧米人であるとされ、女形に両性具有的魅力を見出して応用したり、着物にインスパイアされた衣装を羽織って曲の途中で早替わりしたりして観客を魅了しました。また、アートへの情熱から熱心なコレクターとしても知られており、亡くなった2016年の11月にその一大コレクションがロンドンで公開されるとともに、一部がオークションにかけられ話題となりました。
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