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ARTIST/ART

トミー・ウンゲラー
Tomi Ungerer
1931年-2019年

トミー・ウンゲラーは『すてきな3にんぐみ』などの絵本や、鋭い社会風刺とウィットに富み 時に物議を醸すような大人向けのイラストで知られるフランスの作家兼イラストレーターであり、非常に多作なアーティストです。また彼は彫刻家であり発明家、建築デザイナーでもあり、広告業界でも幅広く活躍していました。深遠なヒューマニズムに基づいて生み出される彼の作品は、幻想的なものから自伝的なものまで多岐にわたります。

ウンゲラーは2013年に公開されたドキュメンタリー映画『Far Out Isn’t Far Enough』の題材となった人物であり、その中で 絵本作家のモーリス・センダックは彼について「彼は並外れた何かに心を奪われていました。それは魅力的で面白いもので、そして、全くまともじゃない。」と語っています。

ウンゲラーは1931年フランスのストラスブールに生まれました。1956年にニューヨークに移り、最初の児童書『The Mellops Go Flying』(1957年)を出版しました。1970年代の前半、彼は 最高裁判所の猥褻に関する新しいガイドラインにより、エロティックな作品で 事実上のブラックリスト入りを余儀なくされました。
しかし、1998年には 児童文学への持続的な貢献が認められ、国際アンデルセン賞を受賞しました。2003年には彼は 欧州評議会から史上初の「子どもと教育のための大使」に任命され、2007年には故郷ストラスブールに「トミー・ウンゲラー美術館」がオープンしました。2014年には、生涯にわたり芸術的・政治的偏見と闘い続け、独仏関係の改善に貢献したことが認められ、フランスで最も優れた名誉のひとつである「Commandeur de l’Ordre National du Mérite(国家功労勲章のコマンダー)」を授与されました。

2019年ウンゲラーはアイルランドのコークにて、87歳で亡くなりました。

▼公式サイトはこちらから
https://www.tomiungerer.com/

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