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ARTIST/ART

バリー・フラナガン
Barry Flanagan
1941年−2009年

バリー・フラナガンは1941年、イギリス中南部プレスタティン出身の彫刻家です。バーミンガム美術工芸大学で建築を、ロンドンのセントマーチンズ・スクールで彫刻を学びます。1960年代から70年代にかけて、布やロープ、砂やスポンジなど柔らかな素材や石膏などを用いて抽象的な作品を制作し、「彫刻」という言語に対する考え方に変革をもたらします。その後はワイヤーや大理石、ブロンズを用いたり、陶芸作品も手がけたりするなど、いずれの分野においても過激で独創的な作品を制作しています。

フラナガンといえば野ウサギというイメージが思い浮かぶかもしれませんが、記念すべき最初の野ウサギが誕生したのは1979年11月7日のことです。この作品以降は以前の抽象的な作品から動物を具象的に造形化した作品へと変わっていきました。人間像の代わりに野ウサギを使うことで西洋美術の偉大な伝統に立脚しつつ、彫刻を伝統から解き放ち、人間の全ての行動を作品の中に表す自由を獲得したのです。1982年には英国代表でヴェネツィア・ビエンナーレにも参加したフラナガンの作品は、世界中の美術館や公園にコレクションされています。日本国内では東京、札幌、名古屋など各地で見ることができます。

 

▼公式サイトはこちらから
https://barryflanagan.com/

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