買いたい・探したい

ARTIST/ART

バーネット・ニューマン
Barnett Newman
1905年-1970年

バーネット・ニューマンはカラーフィールド・ペインティングへの関与で最もよく知られるアメリカ人アーティストです。輪郭の鮮明なエッジと純粋な色の線で 形に焦点を当て、絵画を構成しました。14枚のモノクロームの絵画で構成された 彼の最も有名な作品の一つである『十字架の道行き』(1958-1966)は、抽象的な表現で宗教を探求しています。

     『私の絵が、私が描いたように、誰かに 
         その人自身の完全性、分離性、個性を感じてもらえるようなインパクトを与えられることを願っています』

1905年ニューヨークでポーランドからのユダヤ人移民の子として生まれたニューマンは、ニューヨーク市立大学で哲学を学びながら アドルフ・ゴットリーブらと共にアート・ステューデンツ・リーグで講習を受けました。大恐慌の間 彼はいくつか変わった仕事を引き受け、先コロンブス期の芸術や鳥類学を研究する間、一時的に絵を描くことをやめていました。その後1944年までに絵画制作に復帰した彼は、すぐにクリフォード・スティルやジャクソン・ポロックなどの抽象表現主義者たちのニューヨークの雰囲気に浸っていきました。
1940年代後半になると ニューマンは 画面上に彼が「ジップ(zip)」と呼ぶ垂直線を配するようになり、作品に重要な変化をもたらしました。この形式的なジェスチャーは 形式的にも形而上学的にもニューマンにとって、絵画空間の伝統的な地平線を克服するための手段でした。1950年代には ニューマンの作品の大部分は 批判されたり受け入れられなかったりしました。しかし1960年代には、彼のシンプルさと崇高さの強調は フランク・ステラやドナルド・ジャッドのような芸術家たちにインスピレーションを与えました。

ニューマンは1970年、ニューヨークで亡くなりました。
現在彼の作品はニューヨーク近代美術館、アムステルダム市立美術館、ロンドンのテートギャラリーなどに収蔵されています。

▼バーネット・ニューマン財団の公式サイトはこちらから
http://www.barnettnewman.org/

一覧ページに戻る
お問い合わせ 資料請求