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ARTIST/ART

ピエト・モンドリアン
Piet Mondrian
1872年-1944年

ピエト・モンドリアンは 黒い線、白地、原色を組み合わせた象徴的なコンポジションのグリッドペインティングで有名なオランダのアーティストです。代表作のひとつ『Broadway Boogie-Woogie(ブロードウェイ・ブギ・ウギ)』(1942–1943)では ニューヨークの街を一連の四角形と線で表現し、リズミカルな活力を捉えようとしました。

  「私は 出来るだけ真実に近づきたいので、オブジェの根本的な質に達するまで すべてを抽象化します」

モンドリアンは1872年オランダのアーメルスフォールトに生まれ、アムステルダムの王立美術アカデミーで学びました。1911年にパリに移り住む以前は 彼は木々や風車、静物画や風景画など自然主義的な描写をしていました。キュビズムや点描などの当時の前衛的な慣習や東洋の神秘主義の影響を受けて、モンドリアンは抽象化を通じて自然の根底にある崇高な特質を見つけることに興味を抱くようになったのです。そして彼は、テオ・ファン・ドゥースブルフと共にデ・ステイル (De Stijl)運動の創設メンバーとなり、形を単純化しオブジェの描写から離れることを目指しました。彼はまた、新造形主義(ネオ・プラスティシズム)に関する本を含む数多くの本を出版しました。彼の美学は抽象表現主義やミニマル・アートに受け継がれ、また家具やファッション界など幅広く影響を及ぼし、今日のデザインの基礎となっています。
1965年にはイヴ・サンローランがモンドリアンの作品から着想を得たミニドレスを発表しました。「明日のドレス」とも呼ばれたこのモンドリアン・ルックは ファッションを伝統的なオートクチュールの権威から解放し、ファッション界に新しい時代の幕開けを告げたとも言われています。モンドリアンは1944年、ニューヨークにて71歳で亡くなりました。

現在 彼の作品はニューヨーク近代美術館、アムステルダム国立美術館、ロンドンのテートギャラリー、ピッツバーグのカーネギー美術館などにコレクション収蔵されています。

▼モンドリアン・トラストの公式サイトはこちらから
http://www.mondriantrust.com/

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