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ARTIST/ART

ピエール・ボナール
Pierre Bonnard
1867年−1947年

ピエール・ボナールは1867年、フランスに生まれた画家です。ポスト印象派とモダンアートの中間点の立ち位置で、ナビ派の創始者としても知られています。幻想性と非現実性を調和させ、柔らかな色彩を効果的に用いた独自の表現様式を確立し、明瞭で華やかさに満ちた作品が特徴です。人物画、特に妻マルトをモデルにした作品や裸婦作品で著名ですが、風景画や肖像画、物語性のない室内情景や家庭生活なども題材とし、個人の内的な感覚を反映させるのを特徴としています。また、エコール・デ・ボザールで開催された日本美術展を見て感銘を受け、ナビ派の中でも浮世絵の影響を強く受けたその装飾的画面から「日本かぶれのナビ」の異名もとりました。

近年フランスではナビ派の画家たちへの評価が高まり、2015年にオルセー美術館で開催されたボナール展では歴代2位の入場者数を記録し、たくさんの人々を魅了しました。

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