ヘルベルト・バイヤー
Herbert Bayer
1900年−1985年
ヘルベルト・バイヤーは1900年にオーストリアで生まれた芸術家です。1919年に建築を学び、1921年からバウハウスで壁画とタイポグラフィーを学びます。1925年にはユング・マイスターとしてバウハウスの指導者となり、広告やレイアウト、タイポグラフィーの教師として1928年まで在籍します。その後ベルリンでヴォーグのアート・ディレクターとして、また国際的な広告代理店でポスターや広告などの幅広いデザインを手がける傍ら、モホリ=ナジ・ラースローの影響を受けて写真を始め、絵画の分野でも活躍します。写真に関しては、特にフォトモンタージュを得意とし、構成的でありながら同時にシュルレアリスム的な感覚も併せ持った作品を作り出しています。
1938年、アメリカに亡命すると多数の展覧会をデザインし、グラフィック・デザイナーとしてニューヨークで活躍します。写真、絵画、タイポグラフィー、グラフィックデザイン、彫刻や建築と生涯にわたりジャンルを超えて創造的才能を開花させたバイヤーは、バウハウスの創立者であるウォルター・グロピウスによるスローガン‘ART AND TECHNOLOGY – A NEW UNITY (芸術と技術の新たな統一)’のもと、建築を総合芸術としてあらゆる芸術の統一を目指し、芸術と技術、自然の統合を体現したトータル・アティストと言えるでしょう。
▼公式サイトはこちらから
https://www.bauhaus100.com/the-bauhaus/people/masters-and-teachers/herbert-bayer/
(バウハウスミュージアムのホームページより)