ヘンリク・スタジェフスキ
Henryk Stażewski
1894年-1988年
ヘンリク・スタジェフスキ(1894年ワルシャワ生まれ、1988年没)は、20世紀ポーランドを代表する前衛芸術家であり、構成主義および幾何学的抽象の重要な担い手である。
1920年代よりポーランド・アヴァンギャルドの中核として活動し、国際的前衛グループ「アブストラクション=クレアシオン」に参加。直線や正方形、円といった基本形態と、限定された色彩による厳密な構成を通じて、絵画を自律的な視覚秩序として追求した。その明快で緊張感のある画面は、理性と感性の均衡を体現している。
第二次世界大戦後も制作を継続し、ミニマルかつ洗練されたレリーフ作品や立体作品へと展開。
単純な幾何学形態の反復や配置のずれによって、静謐でありながら動的なリズムを生み出した。彼の活動は、ポーランドにおける戦後抽象芸術の発展に大きな影響を与えている。
スタジェフスキの作品は、ワルシャワの国立美術をはじめ、ヨーロッパ各地の美術館に収蔵されている。