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ARTIST/ART

ベルト・モリゾ
Berthe Morisot
1841年−1895年

ベルト・モリゾは1841年、フランス・ブールジュに生まれた印象派の画家です。マリー・ブラックモンやメアリー・カサットと並ぶ3大女性印象派画家の1人とされており、最も印象派らしい印象派画家とも言われています。大胆で奔放な筆触と明瞭な色彩で空間と奥行きの感覚を作り出しているのが特徴的で、近親者や知人の人物画や日常の風景、静物画を描き、特に女性特有の感受性で描かれる母子の微笑ましい情景や女児を画題とした作品は、男性の視点では見られない繊細さと穏やかさを醸し出しています。

作品の大半は小さなサイズで、油彩、水彩、パステルなどさまざまな技法で制作しています。エドゥアール・マネと知り合ってからは作品のモデルとなるなど交流が続き、自身はマネの弟のウジェーヌと結婚しました。男性中心の社会で女性の自立が難しかった当時、寛容な夫の支えにより画家としての活動を続けることができたそうです。

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