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ARTIST/ART

マイケル・パレコウハイ
Michael Parekowhai
1968年―

マイケル・パレコウハイはニュージーランドを代表する現代アーティストです。

パレコウハイの作品は主に彫刻作品で、スケールや空間を利用し ユーモアを交えて国の物語や植民地時代の歴史、大衆文化の交錯を表現しています。彼の作品は、様々な文献をまとめて一つの作品にすることで知られており、ジョークや個人的な経歴の断片が、美術史的な遊び心や大局的な文化批判と隣り合わせになっています。たいていは地域社会に密着したものである彼の興味の範囲は 子供の教育、パーラーゲームや音楽の形態、外来野生生物、カルチュラル・アプロプリエーション(文化盗用)から 話し言葉のニュアンスや曖昧さ、認識可能な美術史のモチーフや歴史上の人物まで 非常に幅広く、驚くほど予測不可能なものとなっています。
パレコウハイは このような様々な分野を結びつける際、ウィットに富んだやり方で 様々な空間の並置やアイデアの挟み込みを行い、彫刻に生き生きとした共鳴をもたらしています。

パレコウハイは1968年ニュージーランドのポリルアで、マオリ族とパケハ族の血を引いて生まれました。オークランド大学・イーラム芸術部でBFA(1990年)とMFA(2000年)を取得し、現在はオークランド大学の教授であり、イーラム芸術学部でも教鞭を執っています。
彼は30年近く国内外で多くの個展を開催しており、アジア・パシフィック・トリエンナーレ(2006-7)や光州ビエンナーレ(2004)、シドニー・ビエンナーレ(2002)、ヘッドランズ(MCA、シドニー)(2002)、アートバーゼル(2006、2007)、LISTE(2007)、香港/バーゼル・アートフェア(2016)など多くの主要なアートフェアにも参加しています。そして2001年にはニュージーランド芸術財団賞を受賞し、2011年の第54回ヴェネツィア・ビエンナーレではニュージーランド代表アーティストとして、彫刻インスタレーション『On First Looking Into Chapman’s Homer』を展示しました。2015年にはブリスベンのGOMAで大規模な展覧会を行い、2017年にはオークランド・ウォーターフロントに公共彫刻を設置するなど、多くの功績を残しています。

また彼の作品はニュージーランドの主要な自治体や国のコレクションのほか、海外の機関にも所蔵されています。パレコウハイは現在ニュージーランドのオークランドを拠点に活動しています。

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