マックス・エルンスト
Max Ernst
1891年 - 1976年
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マックス・エルンストは20世紀に活躍したドイツの画家・彫刻家・グラフィックアーティスト・詩人で、「ケルン・ダダ」の創始者となった人物です。ドイツのケルン近郊のブリュールに生まれましたが、後にフランスに帰化しました。「ダダイスム」を経ての「超現実主義(シュルレアリスム)」の、代表的な画家のひとりとされています。
フロッタージュ(こすり出し)、コラージュ、デカルコマニーなどの技法を駆使するなど、作風は多岐にわたり、そのなかでもオシログラフ(振動描画)の技法は、アクション・ペインティングの先駆けともなりました。代表作となったのは「博物誌」、「百頭女」など。ベネチア・ビエンナーレ展で大賞を受賞したことでも知られています。