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ARTIST/ART

マリー・ローランサン
Marie Laurencin
1883年−1956年

マリー・ローランサンは1883年にパリで生まれた女流画家です。画家を志し、1904年、パリのアカデミー・アンペールに学び、1907年にサロン・ド・アンデパンダンに初出展します。前衛芸術運動が次々と登場したこの頃、ジョルジュ・ブラックやパブロ・ピカソらに影響を受けてモンマルトルにあるピカソのアトリエ「洗濯船」に集い、多くの作家たちと交流します。1912年には彼らの支持を受け初の個展を開催し、女性キュビストとして名を博しましたが、のちにキュビスムから脱して詩情豊かで繊細な独自の作風を究め、エコール・ド・パリの新進画家として知られるようになっていきます。

1920年頃に確立されたそのスタイルはキュビスムとは対照的で、パステル調のカラーや曲線的で優美な表現と、その色調をより引き立てる色として黒を用いているのを特徴とし、そこに描かれた夢見るような少女や憂いを帯びた女性たちの姿は、抒情性に富み今でも多くの人々を魅了し続けています。特に日本での人気が高く、絵本画家のいわさきちひろに大きな影響を与えたとともに、世界で唯一の専門美術館も存在していました。(2019年に閉館)

 

▼公式サイトはこちらから
http://marielaurencin.jp/

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