マーク・ニューソンは椅子、靴、時計のデザインで知られるオーストラリアのデザイナーです。彼はシドニーから東京やパリに住み、現在はイギリスのロンドンを拠点に活躍しています。
ニューソンは アップルやナイキ、ルイ・ヴィトン、モンブランやエルメス、世界最大のコニャック生産企業ヘネシーやフランスのドン・ペリニヨン、スイスの高級時計マニュファクチュール ジャガー・ルクルトやイタリア屈指の老舗企業ベレッタなど、世界の一流企業とのコラボレーションを数多く手掛け幅広い分野で活躍しています。

「私は常に働いています。多くのクリエイティブな人々同様、私はスイッチを切ることができません。仕事と喜びを切り離すことはできません。私の仕事は、私の趣味です。」

ニューソンは1963年オーストラリアのシドニーで生まれ、シドニー芸術大学でジュエリーと彫刻を学びました。大学を卒業後、オーストラリアの工芸品評議会の助成金を受け23歳で初個展を開催しました。この展示会で発表したアルミニウムとグラスファイバーで制作した長椅子『Lockheed Lounge（ロッキード・ラウンジ）』が彼の出世作となりました。飛行機の機体のような現代的で象徴的なこの作品の名前は、飛行機メーカーのロッキード社に由来しています。
30年後、ロッキード・ラウンジは現存するデザイナーによって作られた作品として、オークションで4つの世界最高額を記録しました。また、彼のデザインはセカンダリーマーケットにおいて非常に需要があり、2010年までにサザビーズ、クリスティーズ、フィリップスでオークション総売上の24％を占めました。ニューソンは現在もデザイン界の革新者として活動し続けています。彼はアメリカのTIME（タイム）誌による「世界で最も影響力のある100人」リストにも含まれ、数多くの賞も受賞しています。そして彼の作品はしばしばファインアートの領域にまで及び、世界中の主要な機関で展覧会が催されています。

彼の作品は　ニューヨーク近代美術館、パリのポンピドゥーセンター、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館、オーストラリアのビクトリア国立美術館などのコレクションに収蔵されています。

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http://marc-newson.com/