通称RYCA(ライカ)として知られるロンドン生まれのアーティストであるライアン・キャラナンは、ダゲナムにあるバーキングカレッジで3Dデザインと模型製作を学びました。初期の頃ストリートアートの実験を始め、その後すぐに最初のスクリーンプリントを制作しました。作品は数週間で完売し、その後 彼はRYCA(ライカ)として知られるようになりました。印刷や パブの看板製作の経験を持つ彼の作品は、大衆文化から引き出されたイメージを奇抜かつ巧みに使用しています。
「私にとって作品は わかりやすく親しみやすいものであることが重要です
だからこそ 自分が幼い頃に親しんだシンボルを流用し、ユーモラスなひねりを加えたりして実験するのが好きなのです」
1980年代のレイブカルチャー、アシッドハウスを象徴するスマイリーフェイスの立体作品はコレクターの間で瞬く間に有名になりました。ゴールドのインレイ(象嵌)とブラックペイントを組み合わせた新しい手法で この有名なシンボルに独自の解釈を加え、職人技を活かした作品作りを行ったことが評価されたのです。ガラスや樹脂、ゴールドや塗料などを使って作られる彼のサイン(看板)の多くは、口語的な言葉や歌詞、人気のある引用句の使用を探求しています。歌詞を使った実験的な作品は ミュージシャンや音楽プロデューサー、作家の間で非常に人気の高いコレクションとなっています。また彼は、DJのファットボーイ・スリムやシック・ボーイ、ベン・アイネ、デヴィッド・ウォーカー、スティックといった様々なアーティストたちともコラボレーションしています。
ライアンは「昔風のサイネージ(看板)の美学を、アートとして確立したい」と考えており、異なる素材や手法に取り組むことで 作品を常に新鮮に保ち、変化させ続けています。
▼公式サイトはこちらから
https://www.instagram.com/ryca_artist/