リチャード・ハミルトン
Richard Hamilton
1922年−2011年
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リチャード・ハミルトンは1922年、ロンドンに生まれた画家です。ロンドンのロイヤル・アカデミーなどでアートや工学を学び、1950年頃からアーティストとしての活動を開始します。1956年、マスメディアのイメージを使用して制作されたコラージュ作品「いったい何が今日の家庭をこれほど変え、魅力的にしているのか?」を発表すると、一躍ポップアートの“生みの親”となり、60年代アメリカのポップ・アーティスト達に多大な影響を与えました。
マルセル・デュシャンを信奉し、彼のガラス製オブジェを「再構成」したほか、政治的なメッセージを込めた作品も制作しています。また、ビートルズのホワイトアルバム(1968年)のカバーアートを制作したことでも知られています。日本では2008年に高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しています。