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ARTIST/ART

ルーシー・リー
Lucie Rie
1902年 - 1995年

ルーシー・リーは、イギリスを拠点に活動した、オーストリア・ウィーン出身の陶芸家です。20世紀後期に活躍したアーティストで、凛とした佇まいの作品は、今なお高い人気を誇ります。

彼女は、白いエプロン、白い服、白いスニーカーで作品をつくり続けたことでも知られています。また、もともとは生活を支えるために始めた、オートクチュールの洋服に合わせたボタンづくりが後の釉薬のバリエーションに繋がったことでも有名。彼女の作品は、年代によってイメージが変わっていくのも魅力です。搔き落としなど伝統的な手法も取り入れながら、緻密な成分計量に基づいて、独特の繊細かつ優美な作品を生み出しました。

ルーシー・リーに影響を受けたアーティストは数多く、デザイナーの三宅一生や、笠間で晩年を過ごした陶芸家の里中英人もそのひとり。世界中の多くの人々を魅了し続けています。

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