レイチェル・ホワイトリード
Rachel Whiteread
1963年−
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レイチェル・ホワイトリードは1963年にロンドンで生まれ、ブライトン大学でペインティングを、ロンドン大学スレード美術学校で彫刻を学んだ、イギリスを代表する現代美術家です。誰も何ら気にかける事のないテーブルや椅子の下の空間、そこに存在する空白や余白に石膏を流し込んで可視化するという、斬新で独創性の高い表現がホワイトリードの真骨頂。1988年発表のワードローブの内側に石膏を流しその空間を抜き出した「クローゼット」を初作品とし、1993年にはテラスハウスの室内空間にコンクリートを流し込んで原寸大のレプリカにした彫刻作品「House」を発表すると、その展示期間中に女性初のターナー賞を受賞します。
それから徐々に国際的な賞賛を獲得するに至り、欧米でパブリック・ワークも手がけるようになります。1997年にはイギリス代表としてヴェネツィア・ビエンナーレに出店し、ヤング・アーティスト賞を受賞しています。