ロニー・カトローン
Ronnie Cutrone
1948年―2013年
ロニー・カトローンはフィリックス・ザ・キャットやピンク・パンサー、ウッディー・ウッドペッカーなどアメリカで人気のコミック・キャラクターを風刺的に描いた鮮やかな作品で知られるポップアーティストです。
カトローンは1966年から1970年までニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツに通い、救助や生存をテーマにした具象画を描いていましたが、1970年には彫刻とドローイングに目を向け始めました。彼はコミック・キャラクターを用いて 独創性や作家性、ローブロー・テイストやアートといったテーマを言い換え、ポップアートに影響を与えました。1972年から1980年にかけてカトローンは アンディ・ウォーホルのファクトリーでアシスタントを務めました。彼の明るい蛍光色の使用は、ウォーホルがそのような人工的な色調に回帰することを促したのです。
「私にとってはすべてがカートゥーンなのです」
「古文書はとても真面目に扱われていますが、本当は漫画なのです」
カトローンは2013年、ニューヨーク州レイク・ピークスキルの自宅で亡くなりました。
彼の作品はホイットニー美術館、ニューヨーク近代美術館、オランダのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館、ロサンゼルス現代美術館など 世界各地のギャラリーで展示されています。