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ARTIST/ART

ロバート・キャパ
Robert Capa
1913年―1954年

ロバート・キャパはハンガリー生まれの写真家です。彼は生涯で5つの戦争を撮影し、フォトジャーナリズムの歴史に画期的な変化をもたらしました。

「傍観し、周りの苦しみを記録する以外に何も出来ないというのは

    必ずしも容易なことではありません」

1913年ハンガリーのブダペストでエンドレ・フリードマンとして生まれたキャパは、18歳で祖国ハンガリーからベルリンに渡り、ジャーナリズムと政治学を学ぶためドイツ政治学院に入学し、ドイツ写真代理店で暗室のアシスタントを務めました。1933年にナチスが台頭してくると、キャパはドイツを離れてパリに行き、アンリ・カルティエ=ブレッソンやデビッド・シーモアと暗室を共にしました。ソビエト共産主義の台頭、スペイン内戦、日中戦争、そして第二次世界大戦の政治と残虐行為の全容など、キャパは生涯を通じて多くの重要な歴史的出来事を取材しました。キャパの写真は これらの出来事に対する人々の記憶を形成する上で重要な役割を果たしたとして 世界中で認められています。
キャパは1947年、写真家のデビッド・シーモア、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ジョージ・ロジャーと共に パリにマグナム・フォトを設立しました。1948年から1950年にかけては イスラエルの独立宣言をめぐる騒動を撮影しました。

1954年5月25日、キャパはインドシナのタイ・ビンで『LIFE』誌の写真を撮影中に地雷を踏んで亡くなりました。死後、フランス軍よりCroix de Guerre(クロワ・ド・ゲール)勲章が授与されました。また、1955年には専門家としての優れた功績を称えるため「ロバート・キャパ・ゴールドメダル賞」が設立されました。

彼の写真は現在 ニューヨークのメトロポリタン美術館、マドリッドのソフィア王妃芸術センター、テルアビブ美術館などに所蔵されています。

▼マグナム・フォト(ロバート・キャパのポートフォリオ)サイトはこちらから
https://pro.magnumphotos.com/C.aspx?VP3=CMS3&VF=MAGO31_10_VForm&ERID=24KL535353

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