ロベール・コンバスは1957年、フランス・リヨンで生まれた画家・彫刻家です。モンペリエのエコール・デ・ボザールに学び、1981年にパリへと移住。以降、現在もパリを拠点に活動を続けています。パリへ移ったちょうどその頃、アメリカの新表現主義の流れを汲んだ、コンセプチュアル・アートやミニマリズムに対抗する「フィギュレーション・リーブル」運動が始まり、コンバスはそのリーダーとして国際的な舞台で注目を集めました。

作品は常に人物の描写に強く根ざしており、その多くは戦争、犯罪、セックスなど現代社会を構成するあらゆるものを、荒々しく大胆な色使いで描くことを特徴としています。また、アール・ブリュットやコブラに通じるものがある一方で、キース・ヘリングのようなグラフィック・ポップのスタイルに似たところも持ち合わせています。

コンバスが世界と直接視覚的に関わることで生まれた作品の数々は、鑑賞者たちが難解な理論的知識や美術史の基礎知識を持っていなくても気軽にアクセスできることを望んで制作されています。コンバスはこれまでにニューヨーク、アムステルダム、マルセイユ、ミラノなどフランス国内外で数多くの展覧会を開催しています。

 

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https://www.combas.com/en/