ローラ・オーウェンズ
Laura Owens
1970年−
ローラ・オーウェンズは1970年、アメリカ・オハイオ州に生まれ、現在はロサンゼルスを拠点に活動する画家です。アメリカ最高の美大とされるロードアイランド・スクール・オブ・デザインで絵画を学び、卒業後ロサンゼルスに渡ってカリフォルニア芸術大学の大学院へ進んだオーウェンズは、1990年代後半にロサンゼルスのアートシーンから頭角を現して高い評価を得、現在最も影響力のある女性画家のひとりとされています。大規模なミクストメディア作品で知られ、美術史やカルチュラル・リファレンス(その土地に暮らしている人にしか理解できない固有名詞やその土地特有の文化や事情)を融合させた作品を、ユーモアを交えながら真摯に描き、アニメのキャラクターからアンリ・マティスの絵まで、適所に収まることよりも面白い絵を描くことを重視しています。
抽象画から風景画、具象画に至るまで形、色、線を鋭く意識して描かれた作品は、ポップな色彩配置と、深いながらも重荷を背負うことなく喜びすら感じる実験的な感覚で知られ、絵画の多様性を受け入れながら絵画の本質を問うています。英国刺繍、中国や日本の風景画、ヨーロッパとアメリカのモダニズム、自身の写真など観るものの心と共感するようなモチーフと大胆な余白を織り交ぜ、折衷様式により視覚的な効果を導き出し、アートに精通した人々にもビギナーたちにもその面白さを感じさせてくれる魅力を発し続けています。
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https://www.owenslaura.com/