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ARTIST/ART

ヴィクトル・ヴァザルリ
Victor Vasarely
1906年-1997年

ヴィクトル・ヴァザルリはオプ・アートの父と呼ばれ、主にフランスで活躍したアーティストです。幾何学形状のカラフルなグラフィックを利用し、思わず引き込まれる空間的奥行の錯覚を作り出しました。ヴァザルリの画法はバウハウスのデザイン原理、カンディンスキー、構成主義など様々な影響を受けています。

ヴァザルリは1906年ハンガリーのペーチで生まれブダペストで育ち、1925年からエトヴェシュ・ロラーンド大学で医学を学び始めましたが、2年後には伝統的な学術絵画を学ぶことに専念しました。1920年代後半にはヴァルター・グロピウスのバウハウス校に基づいた授業計画を適用していたブダペストのムヘリーアカデミーに入学しました。1930年パリに落ち着いた後、ヴァルザリは広告代理店でグラフィックアーティストとしての地位を築きながら『Zebra(1937)』などを含む作品制作に専念しました。
彼は1940年代にシュールレアリスムと抽象表現主義に基づいたスタイルで実験を行い、その後 チェッカーボードの絵にたどり着きました。ヴァルザリの他、オプ・アートの開拓者にはヤコブ・アガムやブリジット・ライリーやフランソワ・モルレなど多くのアーティストがいました。
1976年フランスのエクサン・プロバンスに、自身が設計したヴァザルリ財団美術館を開設し、この開業記念式典には当時のフランス大統領ジョルジュ・ポンピドゥーも臨席しました。彼は1997年パリにて90歳で亡くなりました。

2019年にはパリ、ポンピドゥーセンターでヴァルザリの大規模な回顧展が開催され話題となりました。
現在彼の作品は、ニューヨーク、バッファローのオルブライト=ノックス美術館、シカゴ美術館、ロンドンのテートギャラリー、ヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクションなどに収蔵されています。

▼公式サイトはこちらから
http://www.vasarely.com/

▼ヴァザルリ財団/ヴァザルリ財団美術館 公式サイトはこちらから
https://www.fondationvasarely.org/

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