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ARTIST/ART

ヴィールス/アレクサンドル・ファルト
Vhils/Alexandre Farto
1987年−

ヴィールスは1987年にポルトガルの首都、リスボンの郊外で生まれたアーティストです。ロンドンの大学に学び、2000年代前半から半ばにかけては多作のグラフィティアーティストとして活動していました。2007年、リスボンで開催された初のグループ展で、ヴィールスの革新的な浅浮き彫り(レリーフ・ポートレート)の技法が紹介されると、それは過去10年間にストリートから生まれたものの中で最も説得力のあるうちのひとつとして評価されました。2008年、ロンドンで開催された Cans Festival では、顔を象った作品がバンクシーの絵と一緒にともに壁に飾られて一躍有名になり、作品の制作風景がタイムズ紙の一面にも掲載されました。

幼少期を過ごした街は、カーネーション革命で破壊された建物や壁がまだ多く残り、それらが急速な都市開発で変貌を遂げる様子を間近に見ていたヴィールスに大きな影響を与えました。レンガや漆喰などで作られた建物の外壁をキャンバスにみたて、そこに作品を投影したうえでハンマーや空気ドリルなどを使ってそれらを削り取って作画するという過激な技法で、驚くほど綿密に仕立てられた作品は、世界30カ国以上で発表されています。熱心な実験科でもあるヴィールスは、近年、壁画彫刻だけでなくステンシル、メタル・エッチング、ビデオ、インスタレーションなど様々なメディアで個人的な美学を展開しています。

 

公式サイトはこちらから
https://www.vhils.com/

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