ヴォルフガング・ティルマンスは1968年西ドイツ出身、現在はロンドンとベルリンを拠点に活動する写真家です。幼い頃は天文少年で、その頃天文事象を撮影したことがきっかけとなり、映像の世界に興味を持つようになりました。1990年代に若者、クラブ、LGBTQ文化のスナップショット・ドキュメントとともに登場し、雑誌「i-D」などで作品を発表していました。

若者文化だけでなく被写体は飛行機の窓からの風景、甲殻類の静物、歌手の肖像など多岐にわたり、アーカイヴの奥深さを物語っています。2000年にはイギリス人でないアーティストとして、また写真家として初めてターナー賞を受賞しました。作品はシカゴ美術館、MOMA、バーゼル美術館などに所蔵されています。

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http://www.tillmans.co.uk/