買いたい・探したい

ARTIST/ART

下田ひかり
Hikari Shimoda
1984年

下田ひかりは1984年長野県生まれのアーティスト、長野での制作を続けています。当初イラストレーターを目指しイラストレーション青山塾で2年間学ぶも、2008年にギャラリーで発表することで現代作家としての活動を開始、2015年からは発表の場をアメリカ中心に海外へ移しています。

日本のイラスト表現をベースに可愛さと恐ろしさと孤独が同居する世界を表現する下田ひかり。

若い頃に身の回りにあった日本のマンガやアニメに触発された下田の作品は、現代の社会問題をカラフルで例示的な技法で表現しているとも言われています。そのためか、下田の描く子供の色鮮やかで可愛い表情の裏側には、どこか孤独で不安な姿が映し出されます。

「人間そのものが持つ感覚や感情」を表現したいと考えていて、そのために子供を選びました。まだアイデンティティーも曖昧な子供は、性別や属性などにとらわれず、「人間そのもの」を表現する事が出来ると考えているからです。」と下田は語っています。

また下田ひかりの作品では、スーパーマンや魔法少女に似たヒーローのコスチュームを身に着けさせた星空の瞳の子供たちが繰り返し描かれるが下田は、世間で子供向けに地球を救う憧れの存在として描かれるヒーローは、むしろ救われたい大人達の願望ではないか、大人が自分たちの次の世代の子供達に、無意識にこの世界の救世主であることを期待しているのではないかと捉えているようだ。

「現代人にとっての救済とはどのようなものだろうか。今は救済の途中か、滅びの途中か。私はこれらのモチーフが、混沌とした現代を見るうえでとても興味深いものだと思っており、それに強く惹かれて制作をしている。」とも話している。

▼公式サイトはこちらから

https://www.hikarishimoda.com/

一覧ページに戻る
お問い合わせ 資料請求