灰原愛は1981年、岡山県に生まれた彫刻家です。東京藝術大学、そして同大学院に学び、修了の翌年から個展やグループ展で積極的に作品の発表を始めました。伝統的な木彫りにアクリル絵具を融合させた作品で、実力に裏付けされた独自の世界を展開する灰原は、現代彫刻界で注目を浴びる新星です。人生の様々な段階にある若い女性や、淡い色彩に包まれた少年少女を巧みに彫り上げた作品は、まるで柔らかな人形のようにも見え、素材のあたたかみと合間って優しい世界を醸し出しています。ときに登場する動物や植物など自然の要素は、スピリチュアルな存在として人物に寄り添い、互いに支配しあうことなく絶妙なバランスを保って作中に共存しています。

世界的に浸透しつつある日本初の”Kawaii（可愛い）”文化と相まって、近年では日本のみならず海外からも注目される存在となっています。これまでに月刊誌 ”アートコレクターズ” の表紙も複数回飾っており、2011年には岡山県にゆかりのある新進気鋭の美術作家に与えられる「I氏賞」で奨励賞を受賞するなど、今後の活躍が期待されるアーティストです。

 

▼公式サイトはこちらから
https://ja-jp.facebook.com/ai.haibara.50　（Facebook）
https://www.instagram.com/ai.haibara.12/　(Instagram)