草間彌生
Kusama Yayoi
1929年 -
「前衛の女王」として世界的に人気を集める草間彌生。ヴィヴィッドな色使いと水玉模様の作品で知られていますが、創作の原点は自身の病からの防衛策として絵筆をとったことでした。
幼い頃から統合失調症に苦しみ、幻覚や幻聴から身を守るために絵に描きとめていたのが創作の始まりです。長野県松本市の旧家に生まれた草間彌生は、戦時下で抑圧された少女時代を過ごしました。自身の病と闘いながらも、類稀な独創性をアートに昇華しながら、創作活動を続けていきました。
1960年代に入るとアンディ・ウォーホル等と共に展示会を開き、時代のムーブメントに乗って一気に注目されます。特にニューヨークでは、「クサマ・ハプニング」と呼ばれる過激なパフォーマンスでも人々を驚かせました。賛否両論あった草間のアート作品ですが、1989年ニューヨークで回顧展が開かれたことをきっかけに再評価されます。現代では、2012年にはルイ・ヴィトンとコラボレーションが実現したことでも話題となりました。
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http://yayoi-kusama.jp/