荒木経惟
Nobuyoshi Araki
1940年−
1940年、東京の下町 入谷に生まれた荒木経惟は、黒縁の丸メガネをトレードマークとし「アラーキー」の愛称で知られる写真家です。アマチュアカメラマンであった父の助手として幼い頃からカメラに親しみ、その後本格的に写真にのめり込むと、みるみるその資質を開花させていきました。
アラーキー=ヌード写真と思われがちではありますが、1960年代からこれまでヌードだけでなく都市、人、花、空、静物などを被写体に、それらに内在する生と死を生々しく捉え、実に400冊を超える写真集を発行しています。幻のデビュー作と言われ第1回太陽賞を受賞した「さっちん」は、昭和の時代の子供たちの日常を日記を綴るように表現し、これにより「ありのままの日常を自分の距離で写す」という自身のスタイルを見つけ出した様子がうかがえます。
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