アイヴァン・チャマイエフ
Ivan Chermayeff
1932年−2017年
アイヴァン・チャマイエフは1932年、ロシア系イギリス人の建築家セルジュ・シャーマイフのもとロンドンで生まれた、アメリカを代表するグラフィックデザイナーのひとりです。1940年にアメリカに移住し、1950年代にハーバード大学やイェール大学、デザイン研究所(ニュー バウハウス)で学び、卒業後数年の見習いを経て1956年に友人と事務所を設立。うちひとりが退社した1959年に社名を『シャーマイフ&ゲイスマー』とし、アメリカの企業や公共施設のロゴの制作を手掛けました。600以上ものロゴやシンボルマークを制作し、抽象的なトレードマークを初めて開発した会社のひとつとして知られています。代表的なものはMoMA、モービル、ナショナルジオグラフィック、ゼロックスなどその多くは現在でも使われており、誰もが目にしたことのあるものです。
グラフィックデザインへの貢献が認められ、1978年には米国グラフィックアート協会(AIGA)から金メダルを贈られ、チャマイエフはその後AIGAの会長も務めました。日本で見られる作品は、大阪にある水族館『海遊館』で、建築家である息子のピーター・チャマイエフが設計した建物の外壁に施された魚の壁画があります。
▼公式サイトはこちらから
https://www.cghnyc.com/