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ARTIST/ART

アメデエ・オザンファン
Amédée Ozenfant
1886年−1966年

アメデエ・オザンファンは1886年、フランス北部のサン=カンタンに生まれた画家です。10代の頃から絵を描き始めたオザンファンは、後にパリに移ってシャルル・コテに絵画を学びます。1915年、マックス・ジャコブやギヨーム・アポリネールらと共同で雑誌『エラン』を創刊し、ピュリスムの理論を展開していきました。1917年、ル・コルビュジエと出会い『Après le cubisme(キュビスムの後)』を共著・出版し、ピュリスムの教義を説くと同時に同年、パリのトマ画廊で開催された第1回ピュリスム展に出品しました。

1918年からは風景画や静物画を中心に、ごく普通のものをシンプルに、暗い色調と緻密な構図でまとめた作品を発表し、活動を本格化させていきました。1927年になるとその作品は方向性を変え、人物を登場させるとともに壁画の効果を追求するものとなっていきました。シュルレアリスムの魅力に独自の方法で応え、時に奇妙でありつつ完全に合理主義的なイメージを表現しています。

教育者でもあるオザンファンは、パリ、ロンドン、ニューヨークでアカデミーを構え、マルセル・カーンやロイ・リキテンスタインら多くの弟子を育て、またフェルナン・レジェやヴィリー・バウマイスターなど多くの芸術家に影響を与えました。現在オザンファンの作品は、ニューヨークのグッゲンハイム美術館やロンドンのテート・ギャラリーに収蔵されています。

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