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ARTIST/ART

アンドレ・コタボ
André Cottavoz
1922年-2012年

アンドレ・コタボはジャン・フサロやトラフィムス、シャルランらと共に「リヨン具象派」を代表する画家であり版画家です。
単純化したフォルム、柔らかな中間色の絵具をこってりと厚く塗り上げた独特のスタイルで描かれる風景や静物画、肖像画などで知られています。

コタボは1922年フランスの南東部サン・マルスランに生まれました。14歳の頃 彼はある風景画に心惹かれ、それを模倣しようとしました。ローマの店先のショーウィンドーでその絵の複製を見つけ それがファン・ゴッホの絵であることが判りました。それから彼は家に戻り、ナイフを借りて絵を描くようになりました。そのやり方は絵を描くというよりも むしろ絵具を彫刻するかのようで、それは生涯彼のスタイルとなったのです。

17歳でリヨンに移り、リヨン美術学校で学びました。学校卒業後1945年頃からフランス各地の展覧会に作品を出品し1950年にプリ・ナショナル賞を、1953年にフェネオン賞を受賞し 本格的に芸術家としてのキャリアをスタートさせました。ポール・ヴァレリー著『Dialogue de l’arbre(樹の対話)』の挿絵などを手掛けるなど幅広く活躍しました。

欧米をはじめ日本や台湾、韓国などのアジア各地でも個展を開催し、コタボの絵は世界中で人気を博しています。彼の作品は パリ市立美術館をはじめ、ルクセンブルクやイタリア、日本の美術館など様々な美術館にコレクションされています。

▼公式サイトはこちらから
http://www.cottavoz.fr/

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