アンヘル・オテロ
ANGEL OTERO
1981年−
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アンヘル・オテロは1981年、プエルトリコ・サンファンに生まれた、絵画を専門とするビジュアルアーティストです。作品には家族との関係やプエルトリコでの生活、自身の歴史などが大きく反映されており、絵画とアッサンブラージュを組み合わせたプロセスベースのアートを実践しています。ガラスに油絵具と情熱を注ぎ込んで乾燥させ、シート状になったものを剥がして作る『オイルスキン』を使用し、キャンバスや彫刻制作に利用する作風で、樹脂、スプレー、シリコンなど他の素材とオイルスキンを組み合わせ、小さな作品から大作に至るまでこの手法で制作されています。これにより隆起や裂け目のある緻密なテクスチャーの構図が出来上がるのです。
作品は、オテロいわく「純粋なジェスチャー」である抽象的なものから、幽霊のような人物や花のパターン、想像力を刺激するようなフレーズなどを取り入れた半具象的なものまで実に様々です。音楽に囲まれて育った幼少期、そして現在拠点のひとつとするニューヨークの独立心の強いアーティストたちに影響を受け、全ての作品において大胆かつ象徴的なビジョンを追求しています。
▼公式サイトはこちらから
https://angelotero.com/home.html