アンヘル・ボテロ
Ángel Botello
1913年―1986年
アンヘル・ボテロはハイチ、キューバ、ドミニカ共和国、プエルトリコの島の生活や人々を鮮やかな色彩で描いたことで知られるスペインの画家です。大胆な線とフラットな色彩、カリブ海の女性や島の生活を描写していることから、彼はしばしば「カリブ海のゴーギャン」と呼ばれました。ボテロはラテンアメリカで最も偉大なポストモダンアーティストの一人とみなされています。
ボテロは1913年スペインのカンガス・デ・モラゾに生まれました。1918年にスペイン風邪で父が亡くなり家業の破産後、母と弟と共にフランスのボルドーに移住しました。1930年からエコール・デ・ボザールで4年間学び、1935年にスペインに戻り、マドリッドのサン・フェルナンド美術アカデミーで学びました。その後ボテロはスペイン内戦で共和国軍に属して戦いましたが、戦争に勝利した国民党からの迫害を逃れるために国外に逃亡しました。
彼はフランス、ドミニカ共和国、ハイチ、キューバ、メキシコなど様々な土地で暮らし、最終的にはカリブ海で残りの人生を過ごし、プエルトリコで最初のギャラリーを開くなど 地元のアートシーンの先駆者となりました。
1986年ボテロはプエルトリコのサンファンで亡くなりました。
▼ボテロ・ギャラリー公式サイトはこちらから
https://botello.com/