イザ・ゲンツケン
Isa Genzken
1948年−
イザ・ゲンツケンは1948年にドイツのバード・オルデスローエで生まれ、現在はベルリンを拠点に活動する美術家で、現代美術界で最も影響力のある人物のひとりとされています。ヨーゼフ・ボイスらが在籍したデュッセルドルフ芸術アカデミーに於いて後に夫となるゲルハルト・リヒターのもとで学び、1970年代から活動を始めます。50年ほどのキャリアを持つゲンツケンは、アート、デザイン、建築、メディア、テクノロジー、そして個人の間で移り変わる境界線を絶え間なく探ってきました。彼女の並外れた作品は、一見バラバラに見える素材やイメージを頻繁に取り入れ、彫刻、絵画、コラージュ、ドローイング、フィルム、写真などのメディアを駆使し、複雑で不可解な世界を作り出しています。
ゲンツケンは20世紀のアヴァンギャルドの遺産と21世紀のグローバル社会の素材と形態の両方に深く精通しており、商品化され、かつ相互に結びついた文化が私たちの日常生活に与える影響を直観的に問いかけています。代表作のひとつである「薔薇」は、地上から一輪の真紅の薔薇が立ち上がる公共彫刻で、六本木ヒルズのローズガーデンにそびえ立っています。
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