カリン・シェケシー
Karin Székessy
1939年-
カリン・シェケシーは 白黒のヌードやファッション写真で知られるドイツのアーティストです。
ぼんやりとした人物像と 交わるような光と透明性のゆらぎが特徴的な彼女の作品は、明確に女性のエロティシズムを探求しています。裸の女性像が薄い布で覆われ 単一の光源で照らし出されたヌードシリーズ作品『Selected female nudes(11点)(1970-1979)』でも その感性は示されています。
シェケシーはドイツのエッセンに生まれ、ミュンヘンのフォトジャーナリズム研究所で写真を学び 1966年までKristall誌のルポルタージュフォトグラファーとして働いていました。1963年にはポール・ヴンダーリヒとヌード写真のコラボレーションを開始します。そして1967年から1969年までハンブルクの美術工芸大学でファッション写真を教え、その後フリーの写真家として働きました。1971年には画家であり彫刻家であるポール・ヴンダーリヒと結婚し、彼女が撮影した写真をもとにポールが絵画や版画作品を制作するなど 2010年に彼が亡くなるまで 二人はコラボレーションを続けました。
シェケシーは現在ドイツのハンブルクと南フランスに暮らし、制作を続けています。