ケネス・プライス(ケン・プライス)
Kenneth/Ken Price
1935年-2012年
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ケネス(ケン)・プライスはバイオモーフィックな塊や、シュールなティーカップ、切断した晶洞のような小規模なセラミック彫刻で知られるアメリカのアーティストです。1935年カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれ、ロサンゼルスのシュイナード芸術学校で学び、オーティス・アート・インスティテュートで進歩的な陶芸家のピーター・ヴォーコスに師事し、大きな影響を受けました。1960年プライスはロサンゼルスのフェルス・ギャラリーで初個展を開催しました。1992年にはヒューストンのメニル・コレクション美術館で初の回顧展が開催されました。
メキシコの土器や地質学、エロッティックなオブジェ、サーフ・カルチャーなどからインスパイアされたプライスの作品は 想像力豊かで様々な要素を含んでいます。キャリアが進むにつれ、彼の作品は より大きく、官能的になり、ますます抽象的になってゆきました。彼は生涯を通じて作品の背後にある意味の説明を断固として拒否し、代わりに鑑賞者が 彼の複雑で抽象的な形の中に、自分自身の意味を見つけることを主張しました。
プライスは2012年アメリカ、ニューメキシコ州のタオスで亡くなりました。
現在彼の作品はシカゴ美術館、ニューヨーク近代美術館、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー、ロサンゼルス・カウンティ美術館などにコレクションされています。
▼公式サイトはこちらから
http://www.kenprice.com/