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ARTIST/ART

ジェイク・アンド・ディノス・チャップマン
Jake and Dinos Chapman
ディノス・チャップマン(1962年−) ジェイク・チャップマン(1966年−)

ジェイク・アンド・ディノス・チャップマンは、ロンドン出身の現代美術家です。ともにロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業し、兄弟ユニットとして制作活動をしています。立体作品のインスタレーションをメインに、ドローイング、ペインティング、版画なども手がけるその作風は、なんとも奇抜でショッキングなもの。フランシスコ・デ・ゴヤのエッチング「戦争の惨禍」の殺戮のシーンをモチーフにした立体作品「死者に背く大いなる功績」や、子供のマネキン人形の顔や体に男性・女性の性器がランダムについた作品など、時に物議を醸すこともあるほどです。しかしその根底にあるのは実に真面目な主題。戦争、政治、宗教、倫理性といった主題を断固としたユーモアのセンスで探求し、冷静で皮肉な眼差しを常に持ちつつ制作を続けているのです。

過激な作品で常に賛否両論を巻き起こしているふたりですが、2003年にはイギリスで最も権威あるアートの賞とされるターナー賞にノミネートされ、アートフェアへの参加も多数。各国で個展も開催していますが、1996年に日本初の個展のためにイギリスより出品された作品は、検閲に引っかかり展示されることなく返還されてしまったそうです。

 

▼公式サイトはこちらから
https://jakeanddinoschapman.com/

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