ジェームス・バービッキー
James Verbicky
1973年−



ジェームス・バービッキーは1973年、カナダ・アルバータ州に生まれた抽象ミクストメディア・アーティストで、現代社会におけるメディアの飽和状態を反映した「メディア・ペインティング」と呼ばれるレイヤー作品で知られています。バービッキーは2002年にアメリカに移住し、2008年、自作を使って資金調達や意識向上のために様々な非営利団体と幅広く関わってきたことが評価され、グリーンカードを授与されます。同年、ルーヴル美術館で開催された110年の歴史を持つ展覧会に入選。その際にセーヌ川沿いで購入したビンテージ雑誌からインスピレーションを得て制作を始めたのが「メディア・ペインティング」です。
時代遅れのブランドや広告、ヴィンテージ・グラフィックなど、歴史的にも貴重なコンテンツを活用し再構築することで、混沌の中に秩序を見出し、世界をナビゲートする方法としての意味を整理し割り当てるという人間の性質を利用して、観るものを魅了する緻密でユニークな構図を持つ作品を作り上げてきました。その複雑さから、ひとつの作品を作り上げるのに時間と手間がかかるため作品数は少なく、完成後すぐに売れてしまうことも多いといいます。
▼公式サイトはこちらから
https://www.jamesverbicky.com/