ジャン・デュフィ
Jean Dufy
1888年-1964年
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ジャン・デュフィは 戦後のパリ社会、特にアメリカ兵とともやってきたジャズ・ミュージシャンをカラフルに描いたことで知られるフランスのアール・デコの画家です。
彼は1888年フランスのル・アーヴルで、有名な野獣派の画家ラウル・デュフィの兄弟として生まれました。正式な美術教育は受けていませんが、彼はル・アーヴルのギャラリーで近代美術展を観て画家になることを決意し、1914年にはベルテ・ウェイル・ギャラリーで初個展を開催しました。デュフィは約30年間 磁器メーカーに勤め、手書きで動物や花の装飾デザインを描き続け、1925年のパリ万国博覧会で金賞を受賞しました。デュフィはジョルジュ・ブラックの隣人であったこともあり、若き芸術家のキュビズムの試みを奨励していました。
デュフィは1964年フランスのラ・ボワシエールで亡くなりました。