買いたい・探したい

ARTIST/ART

スタンリー・ウィリアム・ヘイター
Stanley William Hayter
1901年-1988年

スタンリー・ウィリアム・ヘイターはシュールレアリスムや抽象表現主義に関連したイギリスの画家であり版画家です。パリの伝説的なアトリエ17(Atelier 17)の創設者であり 彼のアトリエにはマルク・シャガール、ジョアン・ミロ、マックス・エルンスト、パブロ・ピカソ、アルベルト・ジャコメッティ、ジャクソン・ポロック、マーク・ロスコ、ワシリー・カンディンスキーなど 錚々たる顔ぶれのアーティスト達が頻繁に訪れていました。

「我々のやり方では いわゆる教授と学生のような対応は一切ありません」

「このことを始めた時から私は常に理論をもっていました 
    もしこの技術について何かを成し遂げようとしている人がいるなら、それをするためには多くの人が必要であり 
     彼らと共に働かねばならないということです」

ヘイターは1901年イギリスのハックニーで生まれ、キングス・カレッジ・ロンドンで化学と地質学を学んだ後、イランのアングロ・ペルシャン石油会社に勤務しました。1926年にパリに移り住んだ彼はアカデミー・ジュリアンに短期間在籍した後、ポーランド出身の画家ヨゼフ・ヘクトと親交を深め 彼にエングレーヴィングの技術を教わりました。
そして一年後、彼はアトリエ17(Atelier 17)をオープンしました。化学を学んだ経験のあるヘイターは版画を科学として扱うようになり、ヘイター法(へイターが開発した銅版画の一版多色刷り技法)やゴーフラージュ(エンボッシング)、ソフトグラウンドエッチングなど多くの技法を実験しました。第二次世界大戦が勃発しヘイターはヨーロッパから逃れ、ニューヨークに版画店を設立し1950年にパリに戻るまで仕事をつづけました。その場所はヨーロッパとアメリカのアーティスト達にとって重要な出会いの場となりました。

ヘイターは1988年フランスのパリで亡くなりました。
現在彼の作品はシカゴ美術館、ニューヨーク近代美術館、ロンドンのテート・ギャラリー、ワシントン・ナショナル・ギャラリーなどのコレクションに収蔵されています。

▼アトリエ17(Atelier 17)公式サイトはこちらから
http://www.atelier17.com/

一覧ページに戻る
お問い合わせ 資料請求