ノーマン・パーキンソンは1913年、ロンドンに生まれ、第二次世界大戦前から戦後にかけて活躍した写真家です。ウェストミンスター・スクールに学び、卒業後数年間の見習いを経てロンドンに自らのスタジオを立ち上げ、写真家として歩み出しました。スタジオ内で動きのないモデルを撮影するという先人たちの堅苦しいスタイルからの脱却をはかり、ストリートやエキゾチックな場所など屋外で動きのあるポートレートやファッション写真を手掛けて革命を起こした、20世紀で最も偉大で影響力を持つ写真家のひとりと言われています。

第２次世界大戦前はハーパーズ・バザー誌やタブロイド紙で、大戦後はヴォーグ誌の写真家として活躍し、そのカジュアルかつエレガントな表現でセレブリティ、大統領、アーティストなど数多の著名人からご指名を受け、歴史的な瞬間をカメラに収めてきました。またイギリス王室御用達の写真家でもあり、アン女王の19歳の誕生日や結婚式での撮影を、1975年にはエリザベス女王75歳の誕生日の公式ポートレートを撮影しています。「ファッション写真の父」とも呼ばれ、その後の若手写真家たちに多大な影響を与えたパーキンソンは、1981年にその業績が評価され、大英帝国の勲章 CBE が授与されました。

 

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https://www.normanparkinson.com/